=の6パターン
方程式でいちばん大事なのは、何と何が等しいかを見つけることです。見つけ方は、次の6つのパターンにまとめられます。
| 記号 | パターン | 意味 | 例 |
|---|---|---|---|
| A | 合計 | 部分を合わせると全体になる | 代金の合計、道のりの合計 |
| B | 2通り | 同じものを2つの方法で表す | 過不足の総数、進んだ道のり |
| C | 不変 | 変化しても変わらないものがある | 食塩の量、年齢の差 |
| D | 条件 | 問題文が「等しくなる」と言っている | x年後に3倍、〜より280円多い |
| E | きまり | 公式や性質で決まっている | 三角形の角の和180°、面積の公式 |
| F | 比 | 割合が同じ | 比例式、縮尺 |
どのパターンでも、式を書いたら「=にした理由」を1文で言います。「〜と〜が同じだから」の形です。
数を入れて考える
「=」は「計算しなさい」の合図ではありません。左と右が同じ量だという印です。
たとえば 120x+80(15-x)=1480 で x に 5 を入れると、左は1400、右は1480。まだ同じではありません。x に 7 を入れると左も1480になり、左と右が同じになります。方程式を解くとは、左と右が同じになる数を見つけることです。
A 合計
A 合計
部分を合わせると全体になるときに使います。
- 見つけ方:「合わせて」「全部で」「合計」という言葉を探します。
- 理由の言い方:「〜と〜の合計が、〜と同じだから」
例題:代金 003(りんごとみかん)/速さ 004(行きと帰りの時間)
B 2通り
B 2通り
同じものを、2つのちがう方法で表せるときに使います。
- 見つけ方:配り方・座り方・集め方を変えても、配る物の数や人数そのものは変わりません。その「同じもの」を2通りの式で表し、=で結びます。
- 理由の言い方:「〜を変えても、〜は同じだから」
例題:過不足 001(あめを配る)/速さ 006(列車が鉄橋を渡る)
C 不変
C 不変
何かが変わっても、変わらないものがあるときに使います。
- 見つけ方:水を加える・蒸発させるとき、食塩の量は変わりません。何年たっても、2人の年齢の差は変わりません。「変わらないもの」を前と後の2通りで表します。
- 理由の言い方:「〜しても、〜は変わらないから」
例題:食塩水 001(水を加える)/食塩水 004(水を蒸発させる)
D 条件
D 条件
問題文そのものが「等しくなる」「〜より多い」と言っているときに使います。
- 見つけ方:「等しくなる」「〜倍になる」「〜より〜大きい」「追いつく」という文を探します。その文を、そのまま式にします。
- 理由の言い方:「〜が〜と同じになると、問題に書いてあるから」
例題:年齢 001(父が子の3倍になる)/代金 005(ガム代があめ代より280円多い)
E きまり
E きまり
公式や図形の性質で、答えが決まっているときに使います。
- 見つけ方:「周の長さ」「面積」「角の和」など、公式のある言葉を探します。公式に x を入れた式と、問題の数を=で結びます。
- 理由の言い方:「〜の公式で求めた〜が、〜と同じだから」
例題:図形 003(三角形の角の和)/図形 001(長方形の周の長さ)
F 比
F 比
2つの量の割合が同じときに使います。
- 見つけ方:「○:○の割合で」「比は」「縮尺」という言葉を探します。比例式 a:b=c:d を作り、外側の積と内側の積が等しい(a×d=b×c)ことを使って解きます。
- 理由の言い方:「〜と〜の比が、〜:〜と同じだから」
例題:比・比例式 001(砂糖と小麦粉)/比・比例式 002(長方形の縦と横)
パターンを見分ける練習
同じ種類の問題ばかり続けて解くと、「前と同じやり方」を考えずに使ってしまいます。いろいろな分野を混ぜて解くと、毎回「これはどのパターンか」を考えることになり、見分ける力が育ちます。
下の判定クイズでは、いろいろな分野の問題文だけを見て、=のパターンを A〜F から選びます。選ぶと、正しいパターンと=にした理由が出ます。