7つの動詞
方程式の文章題は、いつも同じ順番で考えます。問題が変わっても、順番と言葉は変わりません。
- おく:何を x にするか決める(x は仮定)
- 表す:x を使って部品を作る
- そろえる:単位をそろえる
- 結ぶ:何と何が等しいかを見つけ、=で結ぶ
- 解く:方程式を解く
- 確かめる:答えを問題に戻す
- 決まる:仮定だった x の値が決まる
このページでは、1つの例題で7つを最初から最後まで通します。
1個120円のりんごと1個80円のみかんを合わせて15個買ったら、代金は1480円でした。りんごを何個買いましたか。
0. 数を入れて考える
いきなり x を使わずに、数を入れてためしてみます。
- りんごが5個なら、みかんは10個。120×5+80×10=600+800=1400円。1480円より少ない。
- りんごが10個なら、みかんは5個。120×10+80×5=1200+400=1600円。1480円より多い。
5個と10個のあいだに答えがありそうです。この「数を入れて計算した式」の数のところを x に変えると、方程式になります。
1. おく
何を x にするか決めます。 ここでは「りんごの個数」を x 個とします。
x は「わからないけれど、ある1つの数」です。「仮にこう決めた数」なので、みかんの個数を x にしてもかまいません。どちらでも正しく解けます。
2. 表す
x を使って、場面に出てくる量(部品)を作ります。 部品はたいてい「1あたり × いくつ分 = 全体」の形です。
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 |
|---|---|---|---|
| みかんの個数 | 15-x(個) | ||
| りんごの代金 | 120円 | x個 | 120x(円) |
| みかんの代金 | 80円 | 15-x個 | 80(15-x)(円) |
15-x は「これで完成した式」です。1つの数にまとめなくてかまいません。x が7なら8、x が10なら5を表します。
→ くわしくは 部品の3つ組
3. そろえる
単位をそろえます。 この問題は、代金はすべて「円」、個数はすべて「個」なので、そろっています。
km と m、時間と分のように単位がちがうときは、式を作る前にここで直します。
→ くわしくは 単位をそろえる
4. 結ぶ
何と何が等しいかを見つけ、=で結びます。 そして、=にした理由を1文で言います。
=にした理由:りんご代とみかん代の合計が、実際に払った1480円と同じだから
A 合計
120x+80(15-x)=1480
「何と何が同じか」は、6つのパターンのどれかになります。→ =の6パターン
5. 解く
方程式を解きます。=の左と右に同じことをしても、つり合いはくずれません(等式の性質)。
- 120x+80(15-x)=1480
- 120x+1200-80x=1480
- 40x+1200=1480
- 40x=280
- x=7
6. 確かめる
答えを問題の場面に戻します。 計算が合っていても、場面に合わない答えになることがあるからです。
りんご7個で 120×7=840円、みかんは 15-7=8個で 80×8=640円。個数は 7+8=15個、代金は 840+640=1480円。問題と合います。
7. 決まる
仮に x とおいた「りんごの個数」が、7個に決まりました。
りんご7個(みかん8個)
自分でやってみよう
この例題は 代金 003 にあります。「自力で解く」を選ぶと、7つの動詞を1つずつ開きながら進められます。
答えが出たら、次の2つを自分に聞いてみてください。
- なぜ=で結んでよいと言えるのか
- 答えを問題に戻すと、本当に合っているか