保護者の方へ:5つの質問
お子さんが方程式の文章題でつまずいたとき、答えや解き方を教えなくても大丈夫です。次の5つを聞くだけで、お子さんは自分で考えを進められます。
- 「xは何のこと?」
何を x とおいたのかを、言葉で言ってもらいます。 - 「100だったら、いくらになる?」
x に具体的な数を入れて考えてもらいます。 - 「何と何が同じなの?」
=で結んだ2つのものを指さしてもらいます。 - 「単位はそろってる?」
km と m、時間と分などがまざっていないか見てもらいます。 - 「答えを問題に戻すと合ってる?」
出た答えを問題文に入れて、確かめてもらいます。
このカードは、印刷して机の横に置いておくのがおすすめです。
教えないで聞く
大人が解き方を先に言ってしまうと、お子さんは「言われたとおりにする」だけになり、次の問題でまた止まってしまいます。
方程式の文章題でいちばん大事なのは、計算ではなく「問題の場面を式に直すこと」です。この力は、自分で考えて言葉にするときに育ちます。質問は、そのきっかけを作るためのものです。
うまく聞くための3つのこつがあります。
- 待つ:質問したら、すぐに答えを言わずに少し待ちます。
- 言葉にしてもらう:「なんとなく」ではなく、「りんごの個数を x にした」のように言ってもらいます。
- 数を入れる:迷っているときは「もし100だったら?」と具体的な数で考えるよう促します。
保護者の方が答えを知らなくても、5つの質問はそのまま使えます。
数を入れて考える
たとえば、お子さんが「x円より50円高い」を 50x と書いたとします。
「ちがうよ」と言う代わりに、「x が100円だったら、50円高いのはいくら?」と聞いてみてください。お子さんは「150円」と答えられます。「じゃあ 50x に100を入れると?」と続けると、5000円になることに自分で気づきます。
この「数を入れて確かめる」方法は、どの問題でも使えます。
よくある間違いの見方
間違いは、どこで考えが止まっているかを教えてくれる大切な手がかりです。よくある間違いには、次のようなものがあります。
| 間違い | どこで止まっているか | 聞いてみること |
|---|---|---|
| 「50円高い」を 50x と書く | 文字を「数」として見られていない | 「100だったら、いくら?」 |
| 両方の個数を x にする | 部品が作れていない | 「xは何のこと? もう一方は?」 |
| km と m のまま式にする | 単位をそろえていない | 「単位はそろってる?」 |
| 答えを確かめない | 解の吟味をしていない | 「問題に戻すと合ってる?」 |
ほかの例は よくある間違い にまとめています。
一緒に使えるページ
学習の記録は、この端末の中にだけ保存されます。名前や学校名などを入力する欄はありません。